トルコ政策金利。数字よりも反応が気になる。
9月12日20:00にトルコの政策金利が発表されます。現在の19.75%から17.00%に利下げするという予想が一般的なようです。
前回の政策金利は24.00%から19.75%と大幅な利下げが実行されました。市場予想上限を上回る下げ幅だったと記憶しております。にもかかわらず、初動は下げましたが、そのあとすぐに盛り返して上昇に転じています。利下げ=通貨安とはならなかったのです。
レートを決める者
個人的には、値動きやレート・価格を決める正体は「取引に関わってる人の行動」だと思っています。指標や金利などの材料はその行動をとるきっかけにはなりえるが、レートを決めるものには絶対になりません。
なぜなら、レートというのは外貨取引をしている人間が買い・売りの判断して行動を起こす。その行動のバランスによって上がったり下がったりします。材料が影響するのは、その行動を起こすのか?起こすとしたらどっちむき(買い・売り)に起こすのかの判断材料に使われるだけです。
なので、大幅な利下げがあっても通貨があげたり、一瞬戸惑うような超いい数字の雇用統計が発表されても、それまでのトレンドの上限で叩かれて、結果的にここが高値となり大きな下落トレンドを形成するなんてことがおきるのです。
決めるのは為替取引をする人の判断・行動です。
トルコリラの利下げは???
それを踏まえて、木曜日に控えたトルコリラの政策金利について考えたいと思います。
トルコリラの金利がここまで高くなっているのは、昨年8月に起きた急激なトルコリラ安を止めるべく金利が段階的にあげられて最終的に24.00%まで行きました。
外国の投資家がリラを持つには高金利でスワップがうはうはで非常においしい状況になりましたが、金利を払う側の人間=トルコ国内の経済が悪化して苦しくなり、結果的に通貨安を招くという負のスパイラルになりえる危険があったと思います。
それを解消すべく、利下げ方向に動いている印象です。※管理人はファンダメンタルについては特に素人です。あくまで個人的な見解だという点をご理解くださいw。
非常にシンプルな思考ですが、
利下げ=金利の魅力減と考える人が多ければ下げる
金利正常化に向かっていると考える人が多ければ、少なくともこれまでの値動きを無視してブン投げるような下げはないでしょう。むしろ、前回のように上げる展開も予想できるかと思います。
じゃあ、どっちになるか?。そんなことはわかりませんw。だって、その材料が出てからの為替取引に関わっている人の判断・行動によって決まるのですから・・・・。
個人的な状態
私は今、18.77ぐらいでL2000通貨保有・スワップ込でトントンから少しマイナスぐらいのポジションを持っています。
前回の利下げ発表後の上げように、意外と混乱は少なくなるのでは?というのが最初に頭に浮かんだので、ホールドなのかなと思いますが、プラスになっている局面があればいったん利確して清算しておくのも安全面から言えば間違っていない気も。。。
あと1000通貨であれば「追加買い」できる余裕があるので・・・。時間がたてばたつほど有利になる通貨・ポジションですし・・・・。
うーん。。。ww
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