国内FX レバレッジ25倍→10倍へ!?
年明けぐらいからニュースに出てましたが、国内FXのレバレッジが25倍から10倍に変更される動きが具体的になってきたようです。
私がみたニュース→こちら
年初のニュースでは、「有識者や業者による意見会みたいなのをやる」と言ってましたが、今回のニュースでは「4月に4回ほど有識者による話し合いがもたれた」そうです。これは、もうレバ規制をやるかも?ではなくて、具体的にやる方向で動いている印象が強いです。
今回のレバレッジ規制ですが、個人的には全力で反対です。現状維持が当面のベストだと思っています。その理由は
- レバレッジはリスクかもしれないが、投資家がコントロールできる。
- 為替FXから資金が抜けるのは目に見えており、法整備が未完成な仮想通貨に流れる恐れがある
- ついでに、金融庁が警告を出している海外FXにも流れる可能性がある
- で、やっぱレバは投資家の自由度を増してくれる。不利に働くのはその投資家の技量不足
個人的に一番問題だと思うのは2番の仮想通貨に流れる可能性です。
仮想通貨はまだ法整備が未完成です。税金は○○所得に当てはまらないものすべてが対象になる雑所得で総合課税となります。利益が大きければ大きいほど税率が増えていくやつです。これはまあ、一応雑所得という括りがあるから取りあえずおいていて・・・
そして最大の問題は、比較的脱税やマネーロンダリングといった犯罪行為がしやすい点。仮想通貨をやったことがある方ならわかるかと思いますが、相手のウォレットアドレスさえわかれば簡単に送金できてしまいます。日本国内の業者であれば本人確認が必須となっており、偉い方が捜査すれば個人を特定するのは可能です。
しかし、海外の取引所では本人確認所か名前の入力すら必要なく、メールアドレスだけで口座開設→取引・送金ができてしまうところが多数あります。(私が草コイン取引で利用しているバイナンス・コインエクスチェンジはこれに当てはまります。ただし、私が口座開設した後にパスポートの写しが必要になったとか聞いたような聞かなかったようなあいまいですww)
頭のよい方がやれば、どうにでもなってしまう。・・・それが日本の仮想通貨環境。
もちろん、これも全く手がないわけじゃない。最終的には国内の取引所でアベコイn・・日本円に買えるか、海外の取引所で法定通貨(円・ドル・ユーロ)あたりに換金して海外送金で受け取るなど、金融機関を最後に通す必要があります。ここで明らかな高額であったり、頻度が多いと調査が入る可能性が期待かなと。
為替FXに話を戻しますが、以前レバレッジ規制をした時の400倍~500倍?→25倍は「投資家保護」の観点から十分納得ができると思います。が、今の為替レートの動きを見ている限りでは25倍→10倍は「投資家保護」というより「選択肢の減少」の印象の方が強いと思います。
為替FXの魅力がなくなったら流れると思われる投資先=仮想通貨・海外FXなどのほうがリスクがはるかに高く、またそのリスクも複雑です。
あえて今、為替FXの魅力を減らすような規制をする意味があるのでしょうか?
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